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道山れいん / ふたば

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詩集 2024/11/30発行 117x188mm 小口折 帯付 帯文:吉岡里帆 / 装丁・組版:川島雄太郎 都会で生まれ育った者にとって、「ふるさと」というのは奇妙な存在だ。子ども時代の思い出、豊かな自然と素朴な方言、懐かしい祖母の手…そんな心温まる、おぼろげで、優しい記憶に結び付いた「ふるさと」は存在しない。 あるのはどこにでもある便利な街と学校、乏しい自然とぎすぎすした人間関係、あるいは孤独があるだけだ。 それだから、これまで道山れいん氏が紙の上で紡いできた「ふるさと」の情景、優しく、方言(大牟田弁)に満ちて、ちょっとコミカルな世界は、想像の中でまるで自分の「ふるさと」のように感じることができた。 でもこの詩集『ふたば』で紡がれた世界は、「うしなわれたふるさと」だった。 だれかのふるさと、 かえれないふるさと、 かえろうとするふるさと。 それはあらゆるひとのふるさとになれる。 可能性がある、はずだ。                            ―道山れいん かつてサマセット・モームが「月と六ペンス」という小説の中で、「ある人にとっては生まれた場所が故郷とは限らない」と書いていたことを思い出した。 詩集「ふたば」はあらゆるひとの中にある「ふるさと」を思い出させてくれるかもしれない。 【著者プロフィール】 道山れいん Michiyama Rain 東京大学文学部国文学科卒。詩人。 2019年 フィンランド・ラハティ詩祭映像詩部門で日本人初の優秀賞。 2022年 朗読詩の大会「Kotoba Slam Japan」全国優勝。 2023年 国際ポエトリースラム大会・パリPSW(20ヵ国)とリオWPSC(40ヵ国)に日本代表として出場、リオデジャネイロでは日本人初の準決勝進出。 2024 年 台北市での国際ポエトリースラム準優勝。 詩集「水あそび」「水の記憶」「しあわせでいいじゃない」

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